訪米した石破茂首相とトランプ米大統領の初めての首脳会談は、日米関係に詳しい専門家にどのように映ったのか。米外交問題評議会フェローのマシュー・グッドマン氏に聞いた。
トランプ氏は日本製鉄とUSスチールとの問題について、バイデン前大統領の「買収阻止」に比べ、やや柔軟な姿勢をみせたように感じられた。予想されていなかった動きだが、トランプ氏が以前から米国に対する投資を望む姿勢を明確に示してきたことを考えれば、驚くことではないだろう。トランプ氏にとっては、「より多くの投資」ととらえることができれば、この案件は合理的なのだ。
ただ、今はトランプ氏がそう感じているとしても、その決定をまた覆す可能性は否定できない。
関税についての言及が限られ…